Feelが3.0から MMF_Player というのを実装していて、ゲーム再生中に変更したエフェクトの設定をそのまま保持できるようになったようです。
このMMF_Playerっていうのは、下記の記事で紹介していたMMFeedbacksの新しいバージョンに当たるようです。当時の機能では、ゲームの再生中にFeedbacksの中身を変えると、停止させたときに編集内容が元に戻ってしまってました。
その時の対策として、私は再生中に変えたパラメータはコピーしておいて、後でペーストしてました。
そういった手間が省かれるという個人的に凄い有難いアップデートなので記事にしました。
↓Unity上で再生中に変更した内容が停止すると元に戻ってしまうという話をまとめている記事
https://unity-beginners-blog.unity3d.jp/2019/06/25/playmodecolor/
この記事で紹介しているアセットのリンク
環境
Unity2022.1.4f1
Feel3.4
MMF_Playerとは
The MMF_Player component | Feel Documentation
上記の公式ドキュメントに色々書いてありました。
「What is MMF_Player?」を読んでみたところ、Unity2019.3で実装されたSerializeReferenceという機能を使って、MMFeedbacksを作り直したようです。
作り直したことによって様々な恩恵があって、その中の一つとして再生中の変更が含まれているみたいです。
MMFeedbacksには上図のような、「現在MMFeedbacksはMMF_Playerに置き換え中です」的なメッセージが表示されるようになってます。
MMFeedbacksをMMF_Playerに変換
パフォーマンスが改善されたとはいえ、既に作成したMMFeedbacksが全て無駄になるのは避けたいですよね。
そこで、MMFeedbacksからMMF_Playerへの変換はボタン一発で簡単にできるようになっています。
Generate MMF_Playerを押すと、同じゲームオブジェクトにMMFeedbacksの内容をコピーしたMMF_Playerが追加されます。
Convert to MMF_Playerを押すと、MMFeedbacksがMMF_Playerに置き換わります。
※注意点
公式ドキュメントに書かれていますが、Prefab instance(プレハブインスタンス)に対してはConvert to MMF_Playerがそのままではうまく動作せず、空のMMF_Playerを追加した後、Convert to MMF_Playerを押すことによって置き換えができるそうです。
私の環境では、一度MMF_Playerを新規で追加したのち、適当なfeed backを追加、削除する作業が必要でした。
再生中でも編集結果を保持する
Keep Playmode Changesを押すと、ゲーム再生中に編集した内容が保存されるようになります。
保存処理が走っているときは茶色っぽくなります。
おわりに
その他にも細かな機能の追加や変更が入っていますが、今回は大きな変更があったという点をまとめました。
Unityのアップデートっていまいちどう便利になっているのか実感できていない点もありましたが、こういったアセットへの影響で実感できることが増えると嬉しいですね。
後は、色々と世の中の流れのせいでドルで買わなきゃいけないアセットが高い時期なのが辛いですねぇ....