TATIKUNLOG.

主にゲーム作りについて書き留めるブログ。

Kritaで繋ぎ目の分かりにくい画像を作成する


PR

2Dゲームだと同じ画像を使ってる床をタイル状に並べるのはよくあることですし、3Dでもテクスチャをタイリングすることってありますよね。 タイル状に画像をループさせて使用して違和感の無い画像の作成って凄い簡単って訳でもなく、テクスチャの素材サイトではループ可能かどうか明記されてることもあったりします。

とりあえず草を作る

ということで、今回はKritaでタイル状に並べても繋ぎ目が分かりにくい画像を作成します。

f:id:tat1kun:20210418200730p:plain:h200

まずは適当に上図みたいな草をイメージした画像を作成しました。

f:id:tat1kun:20210418201007p:plain:h300

Blenderでテクスチャをタイリングさせて、表示してみましたが、赤矢印で指してる辺りに境界が表れてます。

Kritaで修正

これをKritaで修正します。

f:id:tat1kun:20210418201210p:plain:h250

表示=>ラップアラウンドモードを選択します。

f:id:tat1kun:20210418201359p:plain:h300

すると、下の図のように一枚の画像が周りにループ表示されます。

f:id:tat1kun:20210418201221p:plain:h300

この時、さっきの表示メニューでグリッドを表示しておくと、どこが中心の描画領域だか分かりやすいので、オススメです。

f:id:tat1kun:20210418201232p:plain:h350

こんな感じに、赤丸で囲んだあたりを加筆して、隣の画像と繋がるように編集しました。

f:id:tat1kun:20210418200955p:plain:h200

一枚にすると上図みたいな感じです。

修正結果

f:id:tat1kun:20210418201244p:plain

結果はこんな感じです。さっき赤線で指したような境界は解消されました。 仕方ないですが、この修正の仕方だと隣へはみ出した分の草を書いてるのでループ端で違和感が出ますね。

参考

Unity2Dなどのタイリングテクスチャ作成にKritaのラップアラウンドはいかが? - キノコの自省録